ショパン国際ピアノコンクールが教えてくれる“音楽の深さ”
- viamomoto
- 10月20日
- 読了時間: 4分
みなさまこんにちは!八千代中央ピアノ教室です🎹
講師はちょっと変わった経歴で、以前はゲーム業界で働いていました✨
今は子どもたちと一緒に音楽を楽しむ毎日を送っています🎵
さて今回は、世界中のピアニストが憧れる「ショパン国際ピアノコンクール」についてお話ししてみようと思います。
(この記事は予約投稿のため、公開時にはすでにファイナル結果が出ているかもしれません。)

出場するだけで称賛に値する舞台
ショパン国際ピアノコンクールは、世界で最も権威のあるコンクールのひとつです。
予備予選を通過し、First Stageに立つだけでも、すでに世界トップクラスの音楽家と言えます。
実際に、過去の予選通過者の多くは、その後どこかの音楽大学で教授職に就いたり、プロのピアニスト・指導者として活躍されています。
さらに、惜しくも本選に進めなかった方々も、すでに国際的なキャリアを築いていることが多いのです。
コンクールの舞台に立てるだけで、すでに大きな成果。
「もっと聴きたい!」と思う演奏家が次のステージに進むと嬉しいですが、たとえそうでなくても、その出会い自体が私たち聴衆にとって大切な宝物だと思います。
今回、私が注目していたピアニストたち
今回特に注目していたのは、牛田智大さんと進藤実優さんです。
進藤さんの演奏は実際にコンサートで聴いたことがあります。
チャイコフスキーのピアノ協奏曲だったかと思うのですが、もう……ものすごい感動してしまって!✨
とても良いコンサートだったなあ……という印象が残っています💝
牛田さんの演奏は生ではまだですが、オンラインで聴くたびに「いつか会場で聴きたい」と思わされます。
なぜ、優れた演奏家が次のステージに進めないのか
結果を見て「なぜこの人が?」と思うこともありますよね。
もちろん現地での響きや雰囲気はオンラインでは伝わらない部分も多く、あくまで私の個人的な考えですが、先のステージへ進む人たちには、次のような共通点があると感じています。
審査員の多くが思い描く“ショパンの演奏”に近い
コンクールというよりリサイタルを想定したプログラム構成
聴衆を惹きつける圧倒的な個性
“ショパン像”ではなく、“ショパンの演奏”
「ショパンらしい」と一言で言っても、人によってイメージはさまざま。
共通しているのは「儚さ」「深い哀愁」「上品さ」といった要素でしょう。
ただし、大ホールでその“儚い上品さ”を再現するには、高い技術が求められます。
大空間では音量や響きのコントロールが難しく、繊細さと力強さの両立が必要です。
つまり審査員が聴きたいのは、理想のショパン像ではなく、各々が思い描く“ショパンの演奏”なのかもしれません。
ショパンは生涯に多くの版を残しましたが、どれが正解かはショパン自身にしかわかりません。
その“曖昧な領域”こそが、このコンクールの奥深さなのだと思います。
最後に
ネット上では「音の質が良い人が残る」と言われますが、実際にはどのコンテスタントも素晴らしい音を持っています。
最終的には、好みや世界観の差に近いのかもしれません。
セカンドステージ以降は、リサイタルのように会場全体を自分の世界に染められるピアニストが印象的でした。
「コンクールをリサイタルに変える」
――その力を持つ人こそ、次のステージへ進むのだと思います。
♪でも牛田智大さんは最後まで本当に“リサイタルの空気”そのものだったなと感じます。
彼の音楽は、競い合う場をも超えて、聴く人の心にまっすぐ届くものでした。
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